青検 - 素木しづ
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嫂. 素木しづ ... at all"以外に、なに事もいはず、常に怒ってゐるのか、真面目になってゐるのか、わからないやうな態度と表情をしてゐるのが、 ... 底本:「素木しづ作品集」札幌・北書房. 1970(昭和45)年6月15日発行. 初出:不明 ...
追憶. 素木しづ. また秋(あき)になつて、まち子(こ)夫婦(ふうふ)は去年(きよねん)とおなじやうに子供(こども)の寢(ね)てる時(とき)の食後(しよくご)などは、しみ/′′\と故郷(こきやう)の追憶(つひおく)にふけるのであつた。 ...
秋は淋しい. 素木しづ ... そして時子の寝てゐる間は、白いカーテンの巻き上げてある窓の方を見てゐる。 ... 底本:「素木しづ作品集(山田昭夫編)」札幌・北書房. 1970(昭和45)年6月15日発行. 初出:「新潮」 1918 ...
青白き夢. 素木しづ. この夜も、明けるのだと思った。 お葉は目を明けたまゝ、底深い海底でもきはめるやうに、灰色の天井を身ゆるぎもせず、見つめたまゝ、 ... 底本:「素木しづ作品集」札幌・北書房版. 1970(昭和45)年6月15日発行. 初出:「新小説」 ...
咲いてゆく花. 素木しづ. 少女は、横になって隅の方に——、殆ど後から見た時にはランプの影になって、闇がどうしてもその本の表を見せまいと思われる所で、一心になって小説をよみふけっていた。 明日からつゞく夏休(なつやすみ)の ...
惨事のあと. 素木しづ. 一. 楯井(たてい)夫婦が、ようやく未墾地開墾願の許可を得て、其処へ引移るとすぐ、堀立小屋を建てゝ子供と都合五人の家族が、落著いた。 と間もなく此の家族が四ヶ月あまりも世話になっていた、遠い親類 ...
かなしみの日より. 素木しづ ... もはや部屋のなかには電気がついてゝ戸は立てられてあった、そして淡黄色(うすきいろ)い光りが茫然(ぼんやり) ... 底本:「素木しづ作品集」札幌・北書房版. 1970(昭和45)年6月15日発行 ...
幸福への道. 素木しづ 『上れますか。 高い、こまかい階段(きざはし)の前に、戀人の聲が、彼女の弱い歡樂の淡絹(エル)をふりおとした。 彼女は、立止まつた、その瞬間、いま賑かな街を俥で飛んで來た、わづか十五分間の、眩惑される ...
珠. 素木しづ. 丁度夏に向つてる、すべての新鮮な若葉とおなじやうに、多緒子(たをこ)の産んだ赤ん坊は生き/\と心よく康(すこ)やかに育つた。 そしてそれと同時に産後思はしくなかつた彼女の肉體も恢復して來ると、ながい間産前 ...
雛鳥の夢. 素木しづ ... そして、いつものやうにうっとりと、明地(あきち)のなかに植ゑた黄色や、赤の小さい瑪瑙のやうなのや、 ... 底本:「素木しづ作品集」札幌・北書房. 1970(昭和45)年6月15日発行. 入力:小林徹 ...
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