青検 - 涅槃

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初出:「涅槃 第1巻第2号」 1927(昭和2)年3月1日発行. 入力:うてな. 校正:noriko saito. 2006年7月4日作成. 青空文庫作成ファイル: このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http: ...
Wikipedia: 坂口安吾
しかしながら涅槃の境地に直ちに達しられるものではない。 ... 過ちを犯し、失意に陥り、貧苦と罪穢とに沈淪しようとも、必ず仏のみ舟の中での出来ごとであって、それらはみな不滅の生命――涅槃に達する真信打発の機縁となり得るのである。 ...
Wikipedia: 倉田百三
理滿はかうして性慾の煩ひを絶つてから、一心に法華を誦んだお蔭で、佛陀が涅槃(ねはん)の同じ日に息を引き取つたさうだが、そんなにまでして往生の素願を遂げようとも、折角内から燃えて來る焔を自分で塞いでしまつたのでは、その生活は ...
Wikipedia: 薄田泣菫
... 又他の一は法は本體を詮し、一切萬象の終極の體即ち涅槃の義、而して句の原語は元來足跡の義にして、轉じて道或は句 ... 如何にして絶待安穩なる涅槃に達し得べきか、換言せば、世人は事物の眞相に通ぜず、妄念、謬見、貪愛、慢等の心の病の爲に苦しめられ、 ...
Wikipedia: 荻原雲來訳註
僕は僕の近來の生活と思想の斷片を君に書いておくらうと思ふ。 ... 君と僕との交誼が深ければ深いほど、默してゐた方が順當なのであらう。 ... 僕は涅槃を願はずして、涅槃の風趣に迷ひたいのである。 幻の清淨を體得するより ...
Wikipedia: 蒲原有明
観見世間是滅法(くわんけんせけんぜめつぽふ)、欲求無尽涅槃処(よくぐむじんねはんしよ)、怨親已作平等心 ... 仏も今は朕(わ)が敵(あだ)なり、涅槃(ねはん)も無漏(むろ)も肯(うけが)はじ、徃時(むかし)は人朕が光明(ひかり)を奪ひて、 ...
Wikipedia: 幸田露伴
思無邪(おもいよこしまなし)であり、浩然(こうぜん)の気であり、涅槃(ねはん)であり天国である。 忙中に閑ある余裕の態度であり、死生の境に立って認識をあやまらない心持ちである。 「風雅の誠をせめよ」というは、私(わたくし) ...
Wikipedia: 寺田寅彦
そこは、遠くからみれば大乳海を呈し、はいれば、たちこめる花香のなかで生きながら涅槃(ねはん)に入るという、ラマ僧があこがれる理想郷(ユートピア)である。 彼らは、そこを「蓮中の宝芯(マニ・バードメ)」と呼んで登攀(とうはん) ...
Wikipedia: 人外魔境
計入二涅槃一後、經二三百四十五年一、始到二定王三年一、老子方生。( 中略)至二敬王元年一、凡經二四百二十五年一、始與二尹喜一西遁。 據レ此年載懸殊。 無二乃謬一乎(『古今佛道論衡』卷甲) かくて首尾好く論壇の勝利者と宣せられて居る。 併し道士も中々屈伏せぬ。 ...
Wikipedia: 桑原隲藏
來た方をふり返ると大黒島の燈臺の灯だけが、聖者の涅槃のやうな光景の中に、小賢しくも消えたり光つたりしてゐる。 室蘭はもう見えない。 その燈臺の灯もやがて眼界から消え失せた。 今は夜だ。 聞耳を立てるとすつと遠退いてしまふ夜の囁きが海からも空からも聞こえはじめた。 ...
Wikipedia: 有島武郎
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