青検 - 折口信夫
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死者の書. 折口信夫. 一. 彼(か)の人の眠りは、徐(しず)かに覚めて行った。 まっ黒い夜の中に、更に冷え圧するものの澱(よど)んでいるなかに、目のあいて来るのを、覚えたのである。 した した した。 耳に伝うように来るのは、水の垂れる音か。 ...
辞書. 折口信夫. 日本の辞書のできてくる道筋について考えてみる。 そういうとき、すぐにわれわれは『倭名類聚鈔』を頭に浮かべる。 ... 底本の親本:「折口信夫全集 ノート編 第一巻」中央公論社. 1971(昭和46)年3月発行 ...
方言. 折口信夫 ... のに「水洩らぬ契りの末は首たけに思ひしづみし女夫池かな」極めて要領を得ぬ物であるが、首長(ダケ)とは着長(キタケ)に対した語で、 ... 底本:「折口信夫全集 3」中央公論社. 1995(平成7)年4月10日初版発行 ...
雛祭りの話. 折口信夫. 一 淡島様. 黙阿弥の脚本の「松竹梅湯島掛額(シヨウチクバイユシマノカケガク)」は八百屋お七をしくんだものであるが、其お七の言葉に、内裏びなを羨んで、男を住吉様(スミヨシサマ)女を淡島様(アハシマサマ)といふ条(クダ)りが出てくる。 ...
身毒丸. 折口信夫. 身毒丸(シントクマル)の父親は、住吉から出た田楽師であつた。 ... 底本の親本:「折口信夫全集 第十七巻」中央公論社. 1954(昭和29)年11月 「折口信夫全集 27」中央公論社. 1997(平成9)年5月. 初出:「みづほ」第八号 ...
翁の発生. 折口信夫. 一 おきなと翁舞ひと ... しかし個々の芸道特有の「翁」については、今夜およりあひの知識の補ひを憑む外はないのであります。 ... 底本:「折口信夫全集 2」中央公論社. 1995(平成7)年3月10日初版発行 ...
琉球の宗教. 折口信夫. 一 はしがき. 袋中大徳(タイチユウダイトコ)以来の慣用によつて、琉球神道の名で、話を進めて行かうと思ふ。 ... 底本:「折口信夫全集 2」中央公論社. 1995(平成7)年3月10日初版発行. 初出: ...
鬼の話. 折口信夫. 一 おにと神と 「おに」と言ふ語(ことば)にも、昔から諸説があつて、今は外来語だとするのが最勢力があるが、おには正確に「鬼」でなければならないと言ふ用語例はないのだから、わたしは外来語ではないと思うてゐる。 ...
霊魂の話. 折口信夫. たまとたましひと ... 尤、中には、此二つに区別があるのだらうと考へた人もあるが、明らかな答へはない様である。 ... 底本:「折口信夫全集 3」中央公論社. 1995(平成7)年4月10日初版発行 ...
河童の話. 折口信夫. 私はふた夏、壱岐の国へ渡つた。 さうして此島が、凡北九州一円の河童伝説の吹きだまりになつてゐた事を知つた。 ... 底本:「折口信夫全集 3」中央公論社. 1995(平成7)年4月10日初版発行. 初出: ...
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