青検 - 小林多喜二
Yahoo!経由で「青空文庫」を検索します。
Search Result from 1.
蟹工船. 小林多喜二. 一 「おい地獄さ行(え)ぐんだで!」 二人はデッキの手すりに寄りかかって、蝸牛(かたつむり)が背のびをしたように延びて、海を抱(かか)え込んでいる函館(はこだて)の街を見ていた。 ... 彼は身体(からだ)一杯酒臭かった。 ...
独房. 小林多喜二 ... 八カ月もの間、壁と壁と壁と壁との間に——つまり小ッちゃい独房の一間(ひとま)に、たった一人ッ切りでいたのだから、自分で自分の声をきけるのは、独(ひと)り言(ごと)でもした時の外はないわけだ。 ...
防雪林. 小林多喜二 [#ページの左右中央] 北海道に捧ぐ [#改丁] 一. 十月の末だつた。 その日、冷たい氷雨(ひさめ)が石狩のだゞツ廣(ぴろ)い平原に横なぐりに降つてゐた。 何處(どつち)を見たつて、何んにもなかつた。 ...
母たち. 小林多喜二. 弟が面会に行くとき、今度の事件のことをお前に知らせるようにと云ってやった。 ... 疑問箇所の確認にあたっては、「定本 小林多喜二全集 第六巻」新日本出版社、1968(昭和43)年6月30日を参照しました。 ...
党生活者. 小林多喜二. 一 ... 私は石鹸(せっけん)だらけになった顔で振りかえって、心持眉(まゆ)をしかめた。—— それは、前々から須山との約束で、工場から一緒に帰ることはお互避けていたからである。 そんな事をすれば、 ...
工場細胞. 小林多喜二. 上一 ... 昼になる少し前だった。 「H・S製罐(せいかん)工場」では、五ラインの錻刀切断機(スリッター)、胴付機(ボデイ・マシン)、縁曲機(フレンジャー)、罐巻締機(キャンコ・シーマー)、漏気 ...
小林多喜二全集第一回配本を手にしたすべての人々が、まず感じたことは何だったろう。 ... 直接編輯にあたって、解題を書いている手塚英孝は、小林多喜二がプロレタリア文学の領域に活動した時期、最も親しい仲間の一人であった。 ...
不在地主. 小林多喜二. この一篇を、「新農民読本」として全国津々浦々の「小作人」と「貧農」に捧げる。 「荒木又右衛門」や「鳴門秘帖」でも読むような積りで、仕事の合間合間に寝ころびながら読んでほしい。 ... 由三は半分泣きながら、ランプのホヤを磨きにかかった。 ...
争われない事実. 小林多喜二 ... 見廻りの途中、時々寄っては話し込んで行く赫ら顔の人の好い駐在所の旦那が、 ... 底本の親本:「小林多喜二全集第三巻」新日本出版社. 初出:「戦旗」 1931(昭和6)年9月号 ...
級長の願い. 小林多喜二. 先生。 私は今日から休ませてもらいます。 みんながイジめるし、馬鹿にするし、じゅ業料もおさめられないし、それに前から出すことにしてあった戦争のお金も出せないからです。 ... 底本の親本:「小林多喜二全集第3巻」 ...
1
2
3
4
5
6
7
>>