青検 - 夢野久作

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瓶詰地獄. 夢野久作. 拝呈 時下益々御清栄、奉慶賀(けいがたてまつり)候(そうろう)。 陳者(のぶれば)、予(かね)てより御通達の、潮流研究用と覚(おぼ)しき、赤封蝋(ふうろう)附きの麦酒(ビール)瓶、拾得次第届告(とどけつげ)仕る様、島民一般に申渡置 ...
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猟奇歌. 夢野久作. 殺すくらゐ 何でもない. と思ひつゝ人ごみの中を. 濶歩して行く. ある名をば叮嚀(ていねい)に書き. ていねいに 抹殺をして. 焼きすてる心 ... 底本:「夢野久作全集3」ちくま文庫、筑摩書房. 1992(平成4)年8月24日第1刷発行 ...
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ドグラ・マグラ. 夢野久作. 巻頭歌. 胎児よ. 胎児よ. 何故躍る. 母親の心がわかって. おそろしいのか [#改ページ] .ブウウ――――――ンンン――――――ンンンン. 私がウスウスと眼を覚ました時、こうした蜜蜂(みつ ...
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少女地獄. 夢野久作. 何んでも無い. 白鷹秀麿(しらたかひでまろ)兄 足下. 臼杵利平. 小生は先般、丸の内倶楽部(くらぶ)の庚戌会(こうぼくかい)で、短時間拝眉(はいび)の栄を得ましたもので、貴兄と御同様に九州帝国大学、耳鼻科出身の後輩であります。 ...
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月蝕. 夢野久作. 鋼(はがね)のように澄みわたる大空のまん中で. 月がすすり泣いている。 ... 底本:「夢野久作全集3」ちくま文庫、筑摩書房. 1992(平成4)年8月24日第1刷発行. 底本の親本:「日本探偵小説全集 第十一篇 夢野久作集」改造社 ...
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オンチ. 夢野久作. 一. 大戦後の好景気に煽られた星浦製鉄所は、昼夜兼行の黒烟(くろけむり)を揚げていた。 ... 底本:「夢野久作全集10」ちくま文庫、筑摩書房. 1992(平成4)年10月22日第1刷発行. 入力:柴田 ...
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ビルディング. 夢野久作. 巨大な四角いビルディングである。 窓という窓が残らずピッタリと閉め切ってあって、室(へや)という室が全然、暗黒を封じている。 ... 底本:「夢野久作全集3」ちくま文庫、筑摩書房. 1992(平成4)年8月24日第1刷発行 ...
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鉄鎚. 夢野久作. ——ホントウの悪魔というものはこの世界に居るものか居ないものか.—— ——居るとすればその悪魔は、どのような姿をしてドンナ処に潜み隠れているものなのか.—— ——その悪魔はソモソモ如何なる因縁によって胎生 ...
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斜坑. 夢野久作. 上 ... その声が耳に止まった福太郎はフト足を佇(と)めて、背後(うしろ)の闇黒(やみ)を振り返った。 ... 底本:「夢野久作全集4」ちくま文庫、筑摩書房. 1992(平成4)年9月24日第1刷発行 ...
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木魂. 夢野久作 . そう気が付くと同時に彼は、今にも汽車に轢かれそうな不吉な予感を、背中一面にゾクゾクと感じた。 ... 底本:「夢野久作全集8」ちくま文庫、筑摩書房. 1992(平成4)年1月22日第1刷発行. 底本 ...
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