青検 - 中島敦
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山月記. 中島敦. 隴西(ろうさい)の李徴(りちょう)は博学才穎(さいえい)、天宝の末年、若くして名を虎榜(こぼう)に連ね、ついで江南尉(こうなんい)に補せられたが、性、狷介(けんかい)、自(みずか)ら恃(たの)むところ頗(す ...
弟子. 中島敦. 一. 魯(ろ)の卞(べん)の游侠(ゆうきょう)の徒、仲由(ちゅうゆう)、字(あざな)は子路という者が、近頃(ちかごろ)賢者(けんじゃ)の噂(うわさ)も高い学匠(がくしょう)・陬人(すうひと)孔丘(こうきゅう)を ...
悟浄出世. 中島敦. 寒蝉敗柳(かんせんはいりゅう)に鳴き大火西に向かいて流るる秋のはじめになりければ心細くも三蔵(さんぞう)は二人の弟子にいざなわれ嶮難(けんなん)を凌(しの)ぎ道を急ぎたもうに、たちまち前面に一条の大河あり。 ...
名人伝. 中島敦 ... 底本:「ちくま日本文学全集 中島敦」ちくま文庫、筑摩書房 ... 底本の親本:「中島敦全集 第一巻」筑摩書房. 1987(昭和62)年9月. 初出:「文庫」 1942(昭和17)年12月号. 入力: ...
李陵. 中島敦. 一. 漢(かん)の武帝(ぶてい)の天漢(てんかん)二年秋九月、騎都尉(きとい)・李陵(りりょう)は歩卒五千を率い、辺塞遮虜(へんさいしゃりょしょう)を発して北へ向かった。 阿爾泰(アルタイ)山脈の東南端 ...
文字禍. 中島敦. 文字の霊(れい)などというものが、一体、あるものか、どうか。 ... 底本:「ちくま日本文学全集 中島敦」」ちくま文庫、筑摩書房 ... 底本の親本:「中島敦全集 第一巻」筑摩書房. 1987(昭和62)年9月 ...
狐憑. 中島敦. ネウリ部落のシャクに憑(つ)きものがしたといふ評判である。 ... 鷹だの狼だの獺だのの靈が哀れなシャクにのり移つて、 ... 底本:「中島敦全集 第一巻」筑摩書房. 1976(昭和51)年3月15日発行. 入力:圭 ...
牛人. 中島敦 ... 俄(にわ)かに懇(ねんご)ろとなり、一夜を共に過して、さて翌朝別れて斉に入った。 ... 底本の親本:「中島敦全集 第一巻」筑摩書房. 1976(昭和51)年3月15日. 初出:「政界往来」 1942 ...
山月記. 中島敦. 隴(ろう)西の李徴は博學才穎(さいえい)、天寶の末年、若くして名を虎榜(こぼう)に連ね、ついで江南尉に補せられたが、性、狷介、自ら恃む所頗る厚く、賤吏に甘んずるを潔しとしなかつた。 いくばくもなく官を ...
名人傳. 中島敦. 趙の邯鄲の都に住む紀昌といふ男が、天下第一の弓の名人にならうと志を立てた。 己の師と頼むべき人物を物色するに、當今弓矢をとつては、名手・飛衞に及ぶ者があらうとは思はれぬ。 ... 底本:「中島敦全集 第4巻」文治堂書店. 1967 ...
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